結婚費用はいくら?――親からの援助額は182万円
結婚費用は増加傾向にあり、首都圏では5年間で100万円ほど増えた。仲人を立てる人はわずか1.1%。ハウスウエディングが増加するなど、カジュアル化が進んでいるようだ。ゼクシィ調べ。
結婚にかかった費用(結納や新婚旅行含む)は414万円で、昨年より17万4000円増えていることが、ゼクシィの調べで分かった。首都圏では2002年から5年間で99万2000円増え、436万円という結果が出た。
結婚情報誌のゼクシィは「結婚トレンド調査2007」を実施した。2006年4月から2007年3月までに結婚、または結婚予定があったゼクシィの読者7124人が回答。郵送による調査で、調査期間は4月27日から6月4日まで。
ハウスウエディングでの披露宴が増加傾向
結婚費用が最も多かったのは「茨城・栃木・群馬」の460万円、一方最も少なかったのは「北海道」で244万円だった。親や親族から結婚費用を援助してもらった人は76%で、援助額の平均は182万円。年齢別で見ると、30代以上よりも20代以下の方が援助額が多かった。
披露宴やパーティの招待客数の平均は76人で、最も多かったのは「青森・秋田・岩手」の108.3人、逆に最も少なかったのは「富山・石川・福井」の56.6人だった。
披露宴の会場は「ホテル」が最も多く33%、「結婚式場」29%、「ハウスウエディング」19%と続いた。2005年の調査と比べ、ホテルは5.1ポイントの減少、一方でハウスウエディングは4.8ポイント増加した。ハウスウエディングはレストランなどの会場を貸し切ることが多く、招待客を自宅に招待するような雰囲気が人気を集めているようだ。
結婚式で仲人を立てる人は1.1%
挙式や披露宴の演出に対し「こだわったと思う」と回答した人は73%に達した。披露宴の際に心がけたこととして「アットホームなムードになること」が1位で65%、次いで「自分らしさを表現できる」60%、「列席者を退屈させないこと」58%、「ありきたりにならないこと」34%などが多かった。
結婚式をあげた人の中で、仲人を立てた人はわずか1.1%。2002年と比べると7.9ポイント減少しており、今や仲人を立てない結婚式が当たり前となっているようだ。
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