家で不満を感じている場所は?
リフォームで利用したいメーカーは「TOTO」「ナショナル」「INAX」がトップ3。いずれも技術力や信頼感のイメージが高い。C-NEWS編集部調べ。
現在住んでいる家で不満を感じている場所は、「浴室」と「キッチン」がそれぞれ31%でトップ。次いで「トイレ」「窓・サッシ」の21%、「洗面所」「リビング」「玄関」の19%であることが分かった。「浴室」「トイレ」では10年〜20年未満、「キッチン」で20年〜30年未満を境に、不満を持つ人が増えているようだ。
ヤフー・バリュー・インサイトのC-NEWS編集部は「生活者の住宅設備、リフォームなどへの意識に関する調査」を実施した。インターネットによる調査で、持ち家(一戸建て、集合住宅)に住んでいる25歳以上の1000人が回答。調査期間は12月7日から12月8日まで。
リフォームで利用したいメーカーは?
不満を感じる理由として、浴室については「老朽化」が41%、「機能性・使い勝手の悪さ」が34%、「汚れ・汚れやすさ」が30%で上位を占めた。キッチンについては「機能性・使い勝手の悪さ」が51%、「幅・奥行き・高さなどサイズの悪さ」が32%、「老朽化」が30%という順番になっている。
リフォームをする際に「利用したい」と思う住宅設備のメーカーを聞くと、トップは「TOTO」(38%)、「ナショナル(松下電工)」(28%)、「INAX」(28%)で、これらのメーカーに対しては、いずれも「技術力がある」「信頼感のある」というイメージが上位を占めており、全メーカーの平均を大きく上回った。
過去10年間にリフォームを行った人に総額を聞くと、100万円未満という回答が多く、特に30代では51%を占めた。平均総額を年代ごとに算出すると、20代が229万円、30代が217万円、40代が184万円、50代が291万円、60歳以上が315万円だった。最も高かったのは60歳以上、最も低かったのは40代で、50代以上の総額が比較的高い。
今後のリフォームでは「省エネ」を重視
リフォーム業者を選ぶ際に重視するのは、「価格」「リフォームプランの内容」「担当者の人柄」がトップ3。また満足度については、順位が変わって「担当者の人柄」「リフォームプランの内容」「価格」。リフォーム業者選定時の決め手については、「価格」「担当者の人柄」「業者の地域密着度」という結果となった。
今後のリフォームで、もっとも重視したいポイントは「省エネ」がトップ。60歳以上では20%とやや低めで2位だったが、それ以外の年代間では差がほとんど見られず、いずれも1位となった。年代間で差が見られた項目は「バリアフリー」で、年代が上がるとともに割合も上がっている。
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