2008年注目する商品は「Blu-ray Discレコーダー」
2008年夏に開催される北京オリンピック。「ハイビジョンできれいな映像を残したい」――そんな消費者の声から、Blu-ray Discレコーダーの需要が高まるかもしれない。カカクコム調べ。
2007年にヒットした商品といえば「ビリーズ・ブートキャンプ」や「ニンテンドーDS Lite」「Wii」などが挙げられるが、2008年はどんな商品が注目されているのだろうか。
製品の価格比較サイトを運営するカカクコムの調査によると、各世代から支持された「ブルーレイレコーダー(Blu-ray Disc レコーダー)」が40.3%で1位となった。注目された理由として「北京五輪」に向け、ハイビジョン録画の需要が高まるとの意見が多かったほか、次世代DVD競争でBlu-ray Discレコーダーが優位であるという安心感から、注目を集めたようだ。
カカクコムは「2008年トレンドチェック! あなたが注目するのは何」と題する調査を実施した。インターネットを使った調査で、1795人(男性87.5%、女性12.5%)が回答。調査期間は1月25日から2月1日まで。
スリム液晶テレビやMacBook Airにも注目
Blu-ray Discレコーダーに次いで注目された商品は「スリム液晶テレビ」で、新技術の「有機EL」や「超薄型液晶パネル」などによって、「さらに薄型となった製品が市場に投入される」といった意見が目立った。
女性が注目した商品はBlu-ray Discレコーダーを抜いて、「MacBook Air(参照記事)」がトップ。わずか1.94センチの薄型ボディのMacBook Airは、封筒からPCが出てくるというCM効果もあって「発表からまだ1カ月も経っていない製品としては、異例ともいえるほどの高い注目度と知名度を得ている」(カカクコム)。
このほか女性が注目している商品は「Wii」(女性23.1%、男性12.0%)、「メタボ対策グッズ」(女性14.7%、男性9.3%)などがあった。メタボ対策グッズは男性向けというイメージがあるが、女性のほうがダイエット商品に興味があるようだ。また女性のほうがWiiに注目していることについて、「男性からのブームはすでに過ぎたため」(同)としている。
関連記事
- Blu-rayレコーダーは意外に速く普及する?
Blu-rayレコーダーの販売が好調で、品切れになっている店舗も出ているようだ。“計算外”の品薄と見る人も多いようだが、筆者は意外に速く普及するのではないかと予想している。思い出すのはマーケティングの授業でおなじみ「イノベーター理論」である。 - 次世代DVD、購入したいメーカー1位はソニー
日本ブランド戦略研究所がまとめたアンケート調査によると、次世代DVD機器で購入したいメーカーはソニーが51%でトップだった。 - 2007年のヒット商品――電通が分析する5つの“売れるポイント”
電通の消費者研究センターは「消費者が選んだ2007年話題・注目商品」を発表、ニンテンドーのゲームが1位と2位を独占した。2007年の消費キーワードは「ネタ共振消費〜ネタでつながり、ネタではじける」だと命名している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.