昨日の昼食にはラーメンを食べて、今日は牛丼、明日はハンバーガー……。「あまり健康によくないかも」と不安に感じながら、こんな食生活を繰り返している人もいるのではないだろうか。
昼食で食べる主なメニューは「麺類(ラーメン、パスタ)」(51.3%)が最も多く、次いで「丼モノ(牛丼、天丼)」(28.0%)、「パン類(ハンバーガー、サンドイッチ)」(26.5%)であることが、ファイバーC事務局の調べで分かった。その一方で、食物繊維やビタミンCが不足していそうなメニューを聞いたところ、「麺類」「丼モノ」「パン類」がランクイン。「頭では食物繊維やビタミンCが不足しているメニューと分かっていながら、実際には“不足しているメニュー”を食べている」(ファイバーC事務局)と、日本人の矛盾した食生活の実態が明らかになった。
この調査はインターネットを使ったもので、20代〜40代の男女400人(現在仕事をしている人は71.4%)が回答した。調査期間は2月25日から2月28日まで。
食物繊維とビタミンC、理想と実態にズレ
日々の食生活で野菜を意識して食べている人は83.0%に達する。野菜を摂取する目的は「食物繊維」と回答した人が58.0%、次いで「ビタミンC」が23.0%。しかし不足していると感じている栄養素は「ビタミン」(71.8%)、「ミネラル」(59.8%)、「食物繊維」(53.3%)と続いた。
ビタミンCを最も多く含んだ果物といえば「みかん」を挙げる人も多いと思うが、実は「レモン」や「いちご」「キウイ」のほうが多い。ビタミン類の中で最も摂取したいものは、「ビタミンC」と回答した人が49.5%で断トツ。しかしビタミンCを十分に摂れていないと思う人は62.0%で、食物繊維と同じように理想と現実にズレが生じている人が多いようだ。
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