人生で一番高い買い物といえば、「家」と答える人が多いだろう。家の購入を考えている人は、どういったことを事前に調べているのだろうか?
最も関心が高いのは「耐震性」で、2005年に耐震偽装問題で世間を騒がせて以降、依然として強い関心があるようだ。また首都圏在住の人に比べ関西の人は、「地域の治安」や「近隣住人」、「地域の教育環境」など、近隣への意識が強いことが分かった。
ネクストは「購入検討段階で調べておきたい住まい事情」について調査を実施した。インターネットによる調査で、住まいを購入または今後購入を検討している20〜69歳までの男女829人(首都圏576人、関西圏253人)が回答。調査期間は2007年12月5日から2007年12月10日まで。
マンション派も「耐震性」に関心が高い
最も関心が強かった家の耐震性について、購入したことがある人はどのように調べたのだろうか? 個人で情報収集した人もいるが、専門的な知識が必要なため「取り扱っている不動産会社に行って調べた」(30代男性)、「建築関係の知り合いに確認してもらった」(30代女性)など、専門家に説明を求めるケースが目立った。
またマンションの購入を検討している人も、最も関心が高かったのは「耐震性」で、このほか「周辺の生活情報」「地域の治安」という回答が多かった。家の購入を希望している関西圏では近隣への関心が強かったが、マンション派はやや低くなる。また首都圏では「物件の資産価値」に対する意識が、関西圏よりも高かった。
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