お花見は花より、酒または弁当
そろそろお花見の計画が少しずつ始まる季節。ここ数年、お花見に参加したいと考える人は減少傾向にあったが、今年は復調の兆しがあるようだ。アサヒビール調べ。
気象庁が発表した桜の開花予想は、3月26日の静岡、高知から始まり、27日に東京、28日に福岡、長崎……となっている。「そろそろお花見の予定を立てなくては」と楽しみにしている人がいる一方で、「また今年も場所取りか」と嘆く人もいるのでは。
今年、お花見に参加する意向がある人は59.9%いることが、アサヒビールのお客様生活文化研究所の調べで分かった。過去の調査では2005年が71.2%、2006年が70.6%、2007年が56.5%と減少傾向にあったが、今年は参加意向に復調の兆しが見られた。
インターネットによる調査で、20歳以上の男女1806人(男性855人、女性951人)が回答した。調査期間は3月5日から3月11日まで。
お花見で欠かせない食べ物
好きなお花見はどんなスタイルなのだろうか? 「ランチ派」が最も多く47.9%で、「満開の桜の下で食べるお弁当は別格」(女性50代)など、ピクニック気分で花見を楽しみたいと思っている人が多い。次いで多かったのが「散歩派」で45.8%、ゆっくりと歩きながら桜を楽しみたいといった声が目立った。
男女別で見ると、男性は「花見酒派」が多く、女性は「お花見派」。「男性は花より『酒』、女性は花より『弁当』と言っても過言ではないかもしれません」(アサヒビール)
お花見で欠かせない食べ物は「おにぎり」が最も多く30.7%、次いで「手作り弁当」(29.1%)、「焼き鳥、串焼き」(28.3%)。人気ナンバーワンだったおにぎりについて「たいしたものは入っていなくても、外で食べるおにぎりは大好き」(男性40代)のほか「カミさんの手作り弁当が楽しみ」(男性40代)といったお弁当派の意見もあった。
飲み物では「ビール」が圧倒的に多く74.0%、次いで「お茶・コーヒー」(42.5%)、「チューハイ」(22.4%)となった。ビール派の声として「ポカポカの昼間にビールを飲みながらの桜は最高」(女性30代)、「焼き鳥を頬張りながら、おいしいビールを飲んで日頃の憂さを晴らしたい」(女性40代)などがあった。
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