調査リポート
3人に1人は「エアコンの温度設定で家族とけんかしたことがある」
「暑くないか?」「寒いわよ!」……エアコンの温度設定で意見が合わない、とはよく聞く話。30代〜40代夫婦の場合、妻が強い家庭が多いようだ。三菱地所ホーム調べ。
快適な生活を送るために、もはや欠かせない家電製品ともいえるエアコン。しかしエアコンの設定温度をめぐって約3人に1人は家族間でけんかをしていることが、三菱地所ホームの調べで分かった。
“何度にするか”もめた時には、誰の意見を尊重して、設定温度を決めているのだろうか。最も多かったのは「母親(妻)」で37.6%、次いで「父親(夫)」が19.0%と、家族内での妻の“強さ”がうかがえた。
インターネットを使った調査で、首都圏に住む30代以上の男女計400人(男性200人、女性200人)が回答した。住居の購入意志がある人に限定し、調査日は3月21日。
30代、40代は夫の発言力が弱い
快適な設定温度をめぐって家族間でけんかになった場合、50代以上の女性は「父親(夫)」の意見を尊重する人が多い(42.9%)、30代〜40代の女性は「父親(夫)」と回答したのはそれぞれ18.6%と5.0%。「『一家長として夫を立てる』のは現在50代以上の世代がほとんどで、団塊世代以降は夫の発言力が弱い世相を垣間見ることができる」(三菱地所ホーム)
ただ50代以上女性の28.6%は「(快適な室温を求めて)別々の部屋で過ごす」と回答。一方で30代〜40代の女性は「衣服で調整して我慢」と回答した人は、それぞれ14.0%・25.0%だったが、50代以上の女性は0%だった。「夫の意見は立てつつも、自ら距離を置くという熟年世代の夫婦の“距離感”を感じさせる」(同)といった現状が浮かび上がった。
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