調査リポート
「環境」「先進」「安全」イメージでトヨタが圧勝
国内販売は不振だが、中国などの新興国で販売台数を伸ばしている自動車メーカー。各社は自動車の環境や性能などをアピールしているが、クルマを所有している人はどのようなイメージを持っているのだろうか? C-NEWS編集部調べ。
「トヨタ」「日産」「ホンダ」――自動車メーカー3社に対して、どのようなイメージを持っているのだろうか。「環境に優しい」「先進的」「安全性が高い」の項目でトヨタは、他社を20ポイント以上離していることが、C-NEWS編集部の調べで分かった。
すべての質問項目でトヨタが1位だったが、ホンダは5項目の中で4つで日産を上回った。日産は「広告のイメージが好き」の項目でホンダを1%上回ったものの、「環境に優しい」「先進的」のイメージで、2位のホンダを大きく下回った。
インターネットによる調査で、自家用車を所有していて自分で運転する20歳以上の男女300人(男性150人、女性150人)が回答した。調査期間は4月21日から4月22日まで。
利用したいメーカー、ホンダが日産を抑え2位
これまでに所有したことがあるクルマのメーカーは「トヨタ」が67%でトップ、次いで「日産」が47%、「ホンダ」が34%。ただ現在所有しているクルマのメーカーは、2位日産と3位ホンダの差はわずか1%、年代別で見ると、日産は60代以上、ホンダは40代と50代のユーザーが多い。
今後、最も利用したい自動車メーカーを聞くと、所有率トップだったトヨタは同じく1位だったが、2位ホンダと3位日産は順位が入れ替わった。ホンダを選んだ理由には「こだわりが好きだから」「デザインがカッコイイ」などの意見があった。
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