ソニー銀行は5月9日、外国為替証拠金取引(FX)の取り扱いを5月12日に開始すると発表した。これまでソニー銀行は外貨預金を扱ってきたが、為替が円安・円高のいずれに動いても収益機会が得られるFXを扱うことで、顧客の多様な運用スタイルに応えていくという。
取扱通貨は米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドルの8通貨。通貨ペアは対円、対ドルから12ペアを扱っている。取引時間は24時間365日(メンテナンス時は除く)で、取引単位は1万通貨単位(香港ドルは10万通貨単位)、1取引単位あたりの手数料は片道300円としている。
FXとは外貨を売買することで、その差益を得ることができ、小額の証拠金を担保に何倍もの取引をできることが特徴。矢野経済研究所によると、FXの市場規模(2007年3月期)は前年比62.2%増の6133億円、口座数は同95.2%増の66万口座に達している。
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