映画やドラマのシーンでは、結婚式は幸せいっぱいに描かれることが多い。しかしその一方、「結婚は人生の墓場である」などと言われるのもご存じの通り。夢いっぱいの結婚式のあとで、現実の結婚生活はどうなっているのだろうか。
結婚前の男女に「結婚後、毎月のお小遣いはいくらになると思うか」と聞いたところ、夫は3万5867円、妻は3万1450円と現実的な意見となった。しかし既婚者が実際にもらっているお小遣いは、夫2万9842円、妻2万607円と、未婚者の想定より、実際に使える金額は夫6025円、妻1万843円少ないことが、結婚情報センターの調べで分かった。
未婚者に「夫が家事を分担するべきかどうか」、既婚者に「夫が家事を分担しているか」と尋ねたところ、未婚者の89%は「分担すべき」と回答した。一方で既婚者が実際に「分担している」と答えたのは42%と半分以下。既婚者の夫で「家事を分担している」と回答したのは127人のうち80人だったが、妻170人のうち103人は「分担していない」と答えていることから、夫は家事を分担していると考えているが、妻から見ると、“手伝っていない”と認識しているようだ。
インターネットによる調査で、20〜40代の未婚男女300人(各世代100人ずつ)と既婚男女300人(各世代100人ずつ)が回答した。調査期間は6月6日から6月9日まで。
結婚後のデート、「まったくしない」が20%
未婚の女性に「結婚後、夫に料理をしてほしい割合」を聞いたところ、「月に数回」が最も多く30%、次いで「平日も含め週に数回」が26%、「土日のどちらか1日」が19%。しかし実際に夫が料理をする割合は、「まったくしない」が25%で最も多く、次いで「年に数回」が24%、「月に数回」が20%と、理想と現実にかなりのギャップがあることがうかがえた。
未婚者に「結婚後に控えたい(止めたい)こと」と、既婚者に「結婚後に控えた(止めた)こと」を尋ねると、未婚者のトップは「たばこ」で46人、次に「合コン」(40人)だった。一方で既婚者が「控えた(止めた)」のトップは「飲み会」で76人、次いで「友人など、配偶者以外との旅行」が42人、「合コン」が39人、「外食」「たばこ」がそれぞれ33人。
結婚後のデートの割合は、未婚者は「月数回デートしたい」が48%で約半数を占めたが、既婚者がデートする割合は「まったくしない」が20%で1位と、ちょっぴり寂しい結果となった。全体的に未婚者が描いている結婚後の姿は、実際の生活ではなかなか実現が難しいようだ。
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