オンライン消費者の54%が「iPhone購入の予定なし」――iPhone 3G発表前調査
iPhone 3G発表直前の調査では、iPhone購入を検討していない人が半数以上。理由のトップは「価格が高過ぎる」だった。
英Experian傘下の比較ショッピングサイトPriceGrabber.comは6月19日、米Appleのスマートフォン「iPhone」に関する消費者意識調査の結果を発表した。調査は、3066人のオンライン消費者を対象に行った。
「iPhone購入を検討中」なのは回答者の42%で、「既にiPhoneを所有している」が4%、残りの54%は「iPhone購入の予定はない」と回答した。購入を予定しない理由としては、41%が「端末の価格が高過ぎる」、22%が「AT&T以外のキャリアが好き」を挙げたという。しかし、調査はAppleがより低価格の「iPhone 3G」を発表(6月9日)する前の5月20日〜6月5日に行われていたため、PriceGrabber.comは、この発表により「消費者の気が変わったかもしれない」としている。
iPhoneを所有している4%のうち40%は、iPhone以外に「仕事用」の端末を所有。このうち半分は、iPhoneにMicrosoft Exchangeサーバとの同期機能「Exchange ActiveSync」が追加されれば、iPhone以外の端末の使用をやめる予定だという。iPhone 3GはExchange ActiveSyncをサポートする。
PriceGrabber.comでの人気携帯電話20機種のうち、MP3プレーヤー機能を持つのは19機種に上るが、実際に携帯電話のMP3機能を活用しているのは回答者の29%にすぎない。iPhoneについても同様で、MP3機能の人気はいまひとつ。iPhoneの最もよい機能を挙げてもらったところ、タッチスクリーンでのスクロールやズーミング(35%)、Webブラウジング(17%)、Google Mapsなどのアプリケーション(16%)との回答が多かったのに対し、MP3機能を挙げた人はほとんどいなかった。
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