正しい日本語、20代の4人に1人は「自信がない」
「あの漢字ってどう書くのだっけ?」といった経験がある人も多いはず。日本語について最も困ったことを聞いたところ、「漢字が書けない」が55.5%でトップだった。アイシェア調べ。
文化庁が発表した「国語に関する世論調査」によると、79.5%の人が「今の日本語は乱れている」という結果が出た。敬語の使い方や若者の言葉などに乱れを感じている人が多いようだが、自分自身は正しい日本語を使っているのだろうか。
正しい日本語を使っていることに対し、「自信がある」と回答した人は47.5%、しかし20代※では25.8%が「自信がない」と答えていることが、アイシェアの調べで分かった。このほか30代では13.6%、40代では12.9%の人が正しい日本語を使っていることに自信がないようだ。
またニンテンドーDSなどゲーム機を使った学習方法について、「効果がある」と回答した人は全体で65.3%、逆に「効果がない」とした人は18.4%。ただ20代の27.3%は「効果がない」と回答(30代17.4%、40代16.6%)するなど、「若年層の日本語アップには新たな方策が必要になりそう」(アイシェア)としている。
日本語で困ったことは「漢字が書けない」
日本語について最も困ったことについて聞いたところ、「漢字が書けない」という人が55.5%。年代別で見ると20代は45.5%だったが、30代と40代では50%を超えた。しかし2位の「文章の意味が分からない」では20代が最も多く、30代と40代ではいずれも5%未満。また「慣用句が分からない」でも20代では10.6%と多く、「若い世代で語彙力(ごいりょく)や読解力が低下していることがうかがえた」(アイシェア)という。
インターネットによる調査で、461人(男性50.8%、女性49.2%)が回答した。年代は20代14.3%、30代46.2%、40代30.2%、そのほか9.3%。調査期間は7月18日から7月22日まで。
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