携帯ゲームで勉強したいジャンルは?
「脳トレ」の大ヒットに代表されるように、手軽に持ち運べ、楽しく学べる実用型携帯ゲームの人気が高まっている。ユーザーたちは今後どのようなジャンルのゲームで遊びたいと思っているのだろうか。矢野経済研究所の調べ。
電車やバスに乗っていて、携帯型ゲーム機で遊ぶ人を見かけることが増えた。とくに最近は、英語の勉強などを楽しく行える実用型携帯ゲームが年齢を問わず人気を集めている。
こうした実用型携帯ゲームのユーザーたちは、これからどのようなソフトを利用したいと考えているのだろうか。矢野経済研究所の調査によると、「今後どのような“実用的な”携帯ゲームを望むか」と尋ねると、「資格を学べるようなゲーム」と回答した人が12.7%で最も多かった。「漢字検定」や「TOEIC」などの勉強ができるソフトが既に市販されているが、販売されているもの以外では「宅建」や「中小企業診断士」などのソフトを求める声があった。
僅差で2位となったのは「健康管理」(12.4%)。「4月から始まったメタボリック検診の義務化で健康への関心が高まっていることのほか、女性からダイエット関連のソフトを求める意見が多くあった」(矢野経済研究所)という。
年代によって大きく変化するニーズ
求めるソフトのジャンルは年代によって大きく異なっている。年代別で見ると、10〜14歳は勉学に関わる「辞書」「語学」、15〜19歳は娯楽に関わる「音楽」「美容/ファッション」、20〜30代は家庭に関わる「子育て」「家計簿」、40代は「料理」「医学」、50〜60代は「旅行」「趣味」といったソフトを求める傾向が強い。「脳トレ」はボケ防止のために、60代以上で強く求められているようだ。
インターネットによる調査で、対象は携帯型ゲーム機向け実用系ゲームソフトの利用経験者2066人。自由回答で得た901件の回答を22ジャンルに分類した。調査時期は4月18日から5月7日。
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