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世界ミニノートPC市場、2013年に270億ドル規模に――米ABI Research予測
2013年にはウルトラモバイルデバイスの半数がx86プロセッサを搭載し、搭載OSはLinuxがWindowsの2倍になるとしている。
UMD(ウルトラモバイルデバイス)の世界総売上高は、2013年には270億ドルに上る――。米調査会社ABI Researchが10月13日、報告書をまとめた。この報告書では、UMDにUMPC、Netbook、MID(モバイルインターネットデバイス)を含む。
UMDの市場規模は2008年には35億ドルの見込みで、2013年には270億ドルに拡大すると予測している。また今年はUMD全出荷台数のうち小売店での販売は14%、携帯電話会社での販売は30%となる見通しだが、2013年には小売店での販売が75%に増え、携帯電話会社での販売は20%に減少するとみられる。
また2013年にはUMDの半数がx86プロセッサ(主にIntelのAtom)を搭載し、搭載OSのシェアはLinuxがWindowsの2倍になるという。
音声通話機能を搭載するMIDが登場し、それらはスマートフォンの上位機種という位置付けになるとしている。
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