「米リーマン・ブラザーズが破たん」「日経平均株価が史上○位の下落率を記録」といった金融経済に関わるニュースが連日報道されている昨今。金融危機は、我々にどういった影響を与えているのだろうか。
C-NEWS編集部の調査によると、半年前に比べて株価や為替など金融関連情報への関心が「高まった(非常に高まった+少し高まった)」人は58%。「変わらない」の28%や、「低くなった(少し低くなった+非常に低くなった)」の6%を大きく上回った。
今回の金融不安では、8月末に比べて日経平均株価が30.53%も安くなっている(11月10日終値時点)ほか、為替も円高方向に大きく動いている。こうした金融市場の動きは個人資産にどれだけの影響を与えているのか。金融不安の個人資産への影響を尋ねると、「影響はない」が61%、「損をした(大きな損をした+少し損をした)」が36%、「資産が増えた」が2%だった。悲劇的な金融ニュースは多く流れているものの、日本では預貯金の比率が高いこともあり、個人資産レベルでは過半数の人には影響が出ていないようだ。しかし、50代では47.2%が「損をした」と回答しており、「金融投資を老後の備えと考える世代には打撃が大きかったようだ」(C-NEWS編集部)
インターネットによる調査で、対象は20歳以上の男女1000人(男性500人、女性500人)。調査時期は10月31日から11月1日。
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