日本コカ・コーラと白元は19日、コーヒーを製造する際に出るコーヒーかすを簡易カイロの原材料として再利用すると発表した。
日本コカ・コーラの多摩、さいたま、茨城の3工場で、缶コーヒー「ジョージア」を製造する際に出るコーヒーかすの一部を、活性炭製造事業者のリバーライト環境研究所に提供。同研究所が製造した活性炭を白元に提供し、「ホッカイロ」の原材料の一部とする。
日本コカ・コーラでは3工場で合わせて年1万トン(2007年)排出していたコーヒーかすを、従来はたい肥として再利用していた。しかし、「たい肥の需給見通しが不透明」(日本コカ・コーラ)であることから、別のリサイクル方法を模索していた。このプロジェクトによって、白元も原料(活性炭)仕入れの海外依存度を下げ、国内で安定的な調達が実現できるという。
ジョージアのコーヒーかすが使用されたホッカイロは2009年1月下旬から市場で販売される。
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