連載
どうなる、こうなる首都圏の道路網――(3)東京外かく環状道路編:近距離交通特集(1/3 ページ)
今後の首都圏での高速道路建設計画を紹介する連載の3回目(全4回)。今回は「3環状」のうち、2番目に外側にある東京外かく環状道路の建設計画を取り上げる。
首都圏を環状に取り囲む3つの高速道路についてお伝えしているシリーズ「どうなる、こうなる首都圏の道路網」。前回までに計画全体の概要と、最も都心寄りの中央環状線についてお伝えしてきた。第3回では、中央環状線の外側にある「東京外かく環状道路」を紹介しよう。
→どうなる、こうなる首都圏の道路網――(1)都心を囲む3つの環
→どうなる、こうなる首都圏の道路網――(2)首都高・中央環状線編
→どうなる、こうなる首都圏の道路網――(4)首都高・圏央道編
東京23区を取り囲む東京外かく環状道路
都心部を囲む中央環状線のさらに外、都心部から半径約15キロメートルの地点を円を描くように走るのが「東京外かく環状道路」。高速道路である「東京外環自動車道」と、一般道である「国道298号線」を合わせた総称で、総延長距離は約85キロメートルとなる。
計画では東は千葉県・市川市の高谷JCT(仮称)で首都高速湾岸線から分かれ、ちょうど東京23区の外縁に沿うようにして弧を描き、西は世田谷区の砧(きぬた)公園付近で東名高速道路と接続する予定だ。東京外かく環状道路の高速道路部分である東京外環自動車道(外環道)について細かく見ていこう。
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