2009年の景気を色で例えると何色か? 通信講座検索サイトを運営するパセリの調査によると、「グレー」が最も多く38.5%、次いで「青」(20.0%)、「黒」(8.3%)、「白」(5.3%)であることが分かった。グレー、青、黒色といった色を選ぶということは、「多くの人が2009年の景気に先行きの不透明さや、不安を感じていると言える。このような時期には派手な冒険は避け、堅実な生き方を選びたいという思想が表れている」と、カラーセラピストの山本アキコ氏は分析している。
「金」と「銀」色を選ぶ人は最も少なく、それぞれ0.5%ずつ。銀色は精神面での豊かさや直感を表すというが、この色を選ぶ人が少ない背景には「もっと現実的な生き方をしたい、地に足をつけたいという願望の表れ」(同)という。また金色を選んだのは、社会人経験のない学生のみ。この色を選ぶということは「将来に希望や豊かさ、成功を望んでいることがうかがえる。(学生が金色を選択したことについて)社会人経験がないため、景気の悪さを実感しにくいのだろう」(同)としている。
このほか、2009年は海外へショッピングに行く予定はありますか、と聞いたところ「はい」と答えた人は13.3%。クルマを買う(乗り換える)という人は11.0%と、消費については消極的な傾向がうかがえた。逆に「貯蓄の年」(65.5%)という答えは6割を超えるなど、堅実に考えている人が多いようだ。
インターネットによる調査で、18歳〜59歳までの男女400人が回答した。調査期間は11月28日から11月29日まで。
関連記事
- 2008年の運勢はどうだった? 最も多かったのは「吉」
初詣などで、運試しに引くおみくじ。年初におみくじを引いた人の36.0%は、その結果と2008年の運勢が同じになったようだ。アイシェア調べ。 - もう限界。正社員も守れない……大企業の決断
景気の悪化懸念で、リストラの波が正社員にも広がり始めた。新卒者の内定取り消しや非正規労働者の雇い止めなどが相次いでいるが、企業のリストラは今後、どこまで続くのだろうか? - このまま株安と円高が続けば……年収はどれだけダウンするのか?
金融危機などの影響で株安と円高が続いているが、ビジネスパーソンの年収はどれくらい減少するのだろうか。株安や円高で大変な思いをするのは、株取引やFXをやっている人だけとはかぎらないようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.