2009年5月21日に始まる裁判員制度に向け、裁判員候補者名簿に載ったことを知らせる通知書発送が11月28日に行われた。裁判員に選ばれた場合、参加してもいいという人はどれだけいるのだろうか。
アイシェアの調査によると、「裁判員に選ばれたら行きますか?」と尋ねたところ、「行く(必ず行く+本音は辞退したいが行く)」は65.3%だった。20代(53.8%)より、30代(67.9%)や40代(64.9%)の方が「行く」人の比率は高くなっている。
裁判員に選ばれても「辞退したい」もしくは「辞退する」と回答した人にその理由を聞くと、1位は「仕事が忙しいから」で50.7%。以下、「トラブルに巻き込まれそうだから」(30.8%)、「不利益が生じそうだから」(29.5%)、「何をするのか分からないから」(14.4%)、「育児や介護があるから」(11.0%)が続いた。
「仕事が忙しいから」を理由に挙げるのは女性(44.6%)より男性(56.9%)の方が多く、「トラブルに巻き込まれそうだから」を理由としたのは男性(25.0%)より女性(36.5%)の方が多かった。
携帯電話による調査で、対象は男女421人(男性52.3%、女性47.7%)。調査時期は12月2日から3日。
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