雑誌や新聞は“消えて”ほしい:誠 Weekly Access Top10(2009年5月16日〜5月22日)
不調が伝えられる雑誌や新聞。筆者も雑誌は立ち読みしかせず、新聞の購読も停止しているのだが、その理由を考えてみた。
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先週最も読まれた記事は「自動車業界はアニメを作るべき」。2位は「メイド喫茶の内側は? 現役メイド『あいりちゃん』に聞く(前編) 」、3位は「編集長は度胸がない+愛情がない……週刊誌が凋落した理由(前編) 」だった。3位と6位に入ったのが、5月15日に行われた「週刊誌サミット」の集中連載記事。現在も連載中なので、よろしければチェックしていただきたい。
雑誌や新聞を買わない理由
不調が伝えられる雑誌や新聞。実は筆者も雑誌は立ち読み専門で、最近買った記憶がない。雑誌に限らず新聞もそうで、3年前に日本経済新聞の購読を停止した。
ただ、それは雑誌や新聞が面白くないからではない。単純にかさばるのが嫌だからだ。最近は危険物対策で駅や街角からゴミ箱が減っているので、自然、雑誌は自宅に持ち帰ることになる。そうなると資源ゴミとして捨てるために、紙袋などに詰め込むわけなのだが、この作業が面倒なのだ。
雑誌ならカバンから出して紙袋に入れるだけ、新聞ならたたんで紙袋に入れるだけなのだが面倒なのだ(ロープで縛らなければならなかったり、紙袋の容量が足らない時もあったりする)。昔はまとまった情報を得る手段が雑誌や新聞くらいしかなかったが、今ではWebである程度の情報は手軽に入手できるので、余計その作業が面倒なように感じる。
個人的には雑誌や新聞を読み終わったら消えてくれるようなサービスがあったら利用したいと思う。日本経済新聞の購読料は月額4384円(朝・夕刊セット)だが、そういうサービスが付いていたら、筆者なら月額1万円でも購読するし、月額2万円だったとしても購読するかもしれない。道に投げ捨てたら5秒で蒸発する新聞とか、食べられる新聞とか誰か作ってくれないだろうか。
雑誌や新聞はモノとして残せることが利点と言う人もいるが、個人的には逆で、残ることが欠点だと思う。保存しておきたい記事はデジカメで撮っておいて、PCでデータ管理した方が楽だろうし。
カメラやケータイは消費者の嗜好(しこう)に合わせて小型化・軽量化してきたが、新聞や雑誌の形は昔からそれほど変化がないように思える(変えようがないという説もある)。消費者の生活に合わせた形に何とか変えられないものかなと思ったりもする。
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