ファストフード店などで安価にコーヒーを楽しめるようになったが、実際はどのように飲んでいるのだろうか。アイシェアの調査によると、仕事をしている人で最もコーヒーを飲む機会が多い場所は「職場」(51.8%)であることが分かった。次いで「自宅」(35.6%)、「カフェ・喫茶店」(6.9%)。「コーヒー専門店」(1.9%)や「その他の飲食店」(1.7%)はごくわずかだった。
男女別で見ると、男性は「職場」(60.0%)が多かったが、女性は「自宅」(45.7%)がトップ。ちなみに仕事をしていない人は「自宅」が84.0%でトップ。次いで「カフェ・喫茶店」は8.0%であった。
仕事をしている人に、その場所でコーヒーを飲む理由を聞いたところ「気軽に飲めるから」が最も多く67.8%。次いで「その場所が落ち着くから」(17.4%)、「安いから」(15.8%)、「そこのコーヒーがおいしいから」(10.0%)となった。男性は「安いから」が18.8%と、女性に比べて7.8ポイント高く、「消費低迷のためか、コスト重視の様子がうかがえた。コーヒーを安価で提供する店が増えてきたとはいえ、やはり一番飲む機会が多いのは、気軽でさほどお金もかからない職場や自宅のようだ」(アイシェア)
またコーヒーを飲まない人も含めた全員に、コーヒーの香りについてどう思うかを聞いてみたところ、「どちらかといえば嫌い」(4.4%)と「嫌い」(3.4%)の否定派は1割にも満たなかった。一方「好き」(64.7%)と「どちらかというと好き」(27.5%)を合わせた9割がコーヒーの香りを好むと回答。コーヒーを飲まない人も、コーヒーの香りは嫌いではないようだ。
携帯電話を使った調査で、20代〜40代の男女618人が回答した。調査期間は5月21日〜26日まで。
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