1日は24時間しかないが、「あと○時間あればなあ」と思ったことがある人も多いのでは。女性に「1日は何時間が理想だと思うか」と聞いたところ、平均は「28.5時間」(+4.5時間)であることが、セイコーウオッチの調査で分かった。実に64%の人が「24時間以上」の時間を望んでおり、中には「24時間では会社と家の往復になりがち」(女性27歳)、「睡眠時間をもっと多くとりたい」(女性39歳)といった声もあった。
ただ「時間の使い方が上手ですか」と聞いたところ、57%の人が「下手」と回答。1日にムダに過ごしている時間については、92%が「ある」とし、その平均は「4.2時間」。実に1日の約2割もの時間をムダに過ごしているという結果となった。「この4.2時間は『1日にあと4.5時間あれば……』の数値とほぼ等しい。つまり『ムダに過ごしている』時間を有効活用できれば、『1日24時間』を理想と感じられるのかもしれない」(セイコーウオッチ)としている。
大切にしている時間
1日の中で、1番大切にしている時間は? この質問に対し、最も多かったのは「1人の時間」(34%)だった。次いで「家族との時間」(30%)、「睡眠時間」(12%)、「恋愛の時間」(9%)と続いた。属性別に見てみると、働いている人は「恋愛の時間」(10%)が「仕事の時間」(8%)を上回った。また専業主婦では「家族の時間」(56%)が最も多い一方で、「1人の時間」と答えた人も26%。専業主婦の4人に1人は「1人の時間」を大切にしているようだ。
インターネットによる調査で、20〜40代の女性510人が回答した。調査時期は7月。
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