東海旅客鉄道(JR東海)は10月13日、東京〜大阪間のリニア中央新幹線計画で3案がある想定ルートの路線距離や工事費を明らかにした。
想定ルートは路線距離や沿線需要などから、山梨県甲府市付近から木曽谷を経て愛知県名古屋市へ至るルート(木曽谷ルート)、伊那谷を経るルート(伊那谷ルート)、南アルプスを経るルート(南アルプスルート)の3案が検討されている。
路線距離(JR品川駅〜JR新大阪駅)とリニアがノンストップで走った場合の所要時間は、木曽谷ルートが486キロで73分、伊那谷ルートが498キロで74分、南アルプスルートが438キロで67分と同社では見込んでいる。
工事費(建設費+車両費)は木曽谷ルートが8兆9800億円、伊那谷ルートが9兆900億円、南アルプスルートが8兆4400億円。2045年の開業を想定して試算した輸送需要は、南アルプスルートが416億人キロと最も多くなると推計している。
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