1年以内に転職した人に聞く、転職をしようと思ったきっかけ
あなたは転職活動に不安を感じましたか? 1年以内に転職活動をした人に聞いたところ、「不安があった(多少不安があったを含む)」という人は8割にも達した。ジョブナス調べ。
あなたが転職をしようと思ったきっかけは? この1年以内に転職活動を行った人に聞いたところ「給料に不満」(31.2%)が最も多く、次いで「労働環境に不満」(30.2%)、「会社の倒産、リストラ、契約期間の満了」(22.2%)であることが、求人サイト・ジョブナスの調査で分かった。この結果について、ジョブナスは「ネガティブなきっかけから転職を始める人が多い。また『会社の倒産』を理由に転職を行ったという回答が全体の3位に入っていることから、リーマンショック後の不況の影響がうかがえた」としている。
転職活動に不安を感じるかどうか聞いたところ、「不安があった」(46.8%)と「多少不安があった」(34.0%)を合わせると、8割にも達した。やはり転職に際しては、何らかの不安を抱く人が多いようだ。また不安要因を尋ねると「生活資金面」(63.3%)と回答した人が最も多く、次いで「自分の希望にあった求人があるのか」(60.6%)、「転職活動が長引くこと」(55.1%)という結果に。「離職すると、これまでより収入が減る上、職に就いてもその日に契約金が支払われるわけではないので、最初の給料日までは日が空いてしまう。こういった背景が、転職者の生活資金不安の要因だと推測される」(ジョブナス)
今後転職を考えている人は6割
今後転職を検討している人はどのくらいいるのだろうか。61.5%の人が「現在、転職活動中」または「転職しようと思っている」と回答。前回の転職後から1カ月未満の人も、49.3%が「現在、転職活動中」と回答しており、定着率の低さがうかがえた。
インターネットによる調査で、この1年間で転職をした20〜40代の男女600人が回答した。調査期間は9月16日から9月18日まで。
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