ビジネス書を年間何冊読んでいますか?
仕事に役立つ実践的な知識から大企業発展の歴史まで、さまざまなことが学べるビジネス書。若手ビジネスパーソンがこの1年間に読んだビジネス書は平均3.1冊で、年収が高いほど冊数は多くなっているようだ。
仕事に役立つ実践的な知識から大企業発展の歴史まで、さまざまなことが学べるビジネス書。若手ビジネスパーソンはビジネス書をどのくらい読んでいるのだろうか。
リクルート・エージェントの調査によると、20〜30代の若手ビジネスパーソンに「過去1年間に何冊のビジネス書を読みましたか?」と尋ねたところ、平均冊数は3.1冊。全体の48%が1冊以上読んでいた。
職種別に見ると、平均冊数が最も多いのは「経理・財務・経営管理」で6.4冊。以下、「企画職(広告宣伝・販売・マーケティング)」(5.2冊)、「人事・労務・総務・法務」(4.4冊)、「IT系エンジニア」(4.2冊)、「営業」(4.2冊)が続いた。一方、平均冊数が最も少なかったのは「一般事務」で1.9冊だった。
年収別に見ると、「過去1年間でビジネス書を1冊以上読んでいる比率」は「年収500万円以上のビジネスパーソン」では64%と平均の48%を大きく上回っており、「過去1年間でビジネス書を10冊以上読んでいる比率」も20%と平均の10%を上回った。また、平均冊数を見ても、年収500万円以上の層は5.8冊と、年収500万円未満の2.3冊より3冊以上多かった。
どんなビジネス書を読んでいるのだろうか。「過去1年間に読んだビジネス書のジャンルは?」と聞くと、最も多かったのは「資格取得」で21%。以下、「自己啓発」(18%)、「経済学・経済事情」(15%)、「金融・ファイナンス」(13%)、「ビジネス実用書」(11%)、「マーケティング・セールス」(8%)、「マネジメント・人材管理」(8%)、「IT・eコマース」(8%)、「語学」(8%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は20〜30代の正社員1064人。調査時期は10月19日〜21日。
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