現代では希薄になっているとも言われる近所付き合い。必要だと感じている人は減っているのだろうか。
アイシェアの調査によると、「近所付き合いは必要だと思いますか?」と尋ねたところ、「必要だと思う(わりと必要だと思う含む)」は81.6%。年代、性別を問わず8割前後の人が近所付き合いの必要性を感じているようだ。
必要だと思う人に理由を聞くと、「防犯や病気や災害などの緊急時に協力し合える」「地域とのつながり」などが挙がった。必要と思わない人にも理由を聞くと、「わずらわしいことも多い」「関わりを持ちたくない」「深入りしたくない」などが挙がった。
具体的にどのような近所付き合いをしているのだろうか。「隣近所や同じ集合住宅の住人だと分かる人と自宅近くで会った時、あなたからあいさつをしますか?」と尋ねたところ、「する(必ずする+することが多い)」は81.0%。「する」の比率は男性(78.9%)より女性(83.3%)の方がやや高く、年代が上になるほど高くなっている(20代72.2%、30代81.9%、40代87.7%)。
「引越しをした時、転居先の隣近所へ引越しのあいさつ回りはしますか?」と聞くと、「する(必ずする+することが多い)」は76.5%。こちらも「する」の比率は男性(71.7%)より女性(81.4%)の方が高く、年代が上になるほど高くなっている(20代69.3%、30代73.7%、40代84.8%)。
インターネットによる調査で、対象は20代〜40代の男女543人(男性51.4%、女性48.6%)。調査期間は10月16日から21日。
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