JAF(日本自動車連盟)と警察庁は11月12日、「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表した。一般道での運転者のシートベルト着用率は96.6%(前年95.9%)、後部座席同乗者のシートベルト着用率は33.5%(前年30.8%)、高速道などでの運転者のシートベルト着用率は99.2%(前年99.0%)、後部座席同乗者のシートベルト着用率は63.4%(前年62.5%)とそれぞれ向上していることが分かった。
都道府県別に見ると、一般道での運転者のシートベルト着用率が最も高かったのは「長崎県」(99.4%)、最も低かったのが「群馬県」(93.7%)。関東の着用率が高く、中部や四国では低い傾向にあったが、ほとんどの人は着用しているようだ。
後部座席同乗者のシートベルト着用率が最も高かったのは「熊本県」(51.6%)、最も低かったのは「高知県」(11.2%)だった。関東や中部の着用率が高く、東北や九州東南部では低い傾向にあり、最大で5倍近い開きがあるようだ。
目視または聞き取りによる調査で、対象は一般道が41万5780人、高速道などが8万8948人。調査期間は10月1日から10月14日。
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