就職先として興味のある業種……上昇したのは「飲食」、下降したのは?
入社を決める理由となるものは何ですか? 現在就職中の学生に聞いたところ「将来性のある会社だから」がトップ、次いで「雰囲気が合うと感じた」「給料・勤務地・仕事内容などトータル的に考えて、一番魅力的だった」と続いた。ネットマイル調べ。
あなたが今就職先として興味を持っている業種は? 現在就職活動中の学生に聞いたところ、「IT・通信・情報系」(10.0%)が最も多く、次いで「食品・飲料系」(9.2%)、「医療福祉系」(9.0%)、「マスコミ・広告・出版・印刷系」(8.7%)であることが、ネットマイルの調査で分かった。男女別に見ると、男性は「電気・電子・機械系」(12.0%)と回答した人が多く、次いで「IT・通信・情報系」(11.5%)、「金融・保険系」(8.5%)と続いた。一方の女性は「医療・福祉系」と「マスコミ・広告・出版・印刷系」(いずれも12.8%)が最も多く、以下「食品・飲料系」(11.7%)、「教育」(8.9%)という結果に。
同社が実施した昨年の調査では、全体1位が「IT・通信・情報」(15.5%)、以下「マスコミ・広告・出版・印刷系」(11.5%)、「医療・福祉系」(10.0%)、「電気・電子・機械系」(8.0%)、「金融・保険系」(7.5%)だった。昨年と比較すると、「『マスコミ・広告・出版・印刷系』は下降トレンド、反対に『食品・飲食系』が上昇トレンドといえそうだ」(ネットマイル)
インターネットによる調査で、現在就職活動中の学生379人が回答した。調査期間は11月19日から11月24日まで。
入社を決める理由
入社を決める理由となるものは何ですか? この質問に対し、最も多かったのは「将来性のある会社だから」(49.9%)がトップ。このほか「雰囲気が合うと感じた」(49.3%)、「給料・勤務地・仕事内容などトータル的に考えて、一番魅力的だった」(41.4%)、「長く勤められそう」(36.7%)と続いた。男女別で見てみると、「有名企業・大企業だから」では女性よりも男性、一方「雰囲気が合うと感じた」「企業理念に共感」「接した社員が魅力的だった」といった項目は女性の方が多かった。
昨年の調査でも「将来性のある会社だから」(40.5%)と回答する人が最も多く、次いで「雰囲気が合うと感じた」(38.0%)、「給料・勤務地・仕事内容などトータル的に考えて、一番魅力的だった」(35.0%)だった。昨年と比較すると、「有名企業・大企業だから」を理由に挙げる人が減少した。
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