JR東日本は痴漢被害が多い埼京線の一部車両に防犯カメラの設置を検討しているが、このことについて「賛成している」人はどのくらいいるのだろうか。電車内への防犯カメラ設置について「賛成」という人は81.8%に達していることが、アイシェアの調査で分かった。男女・年代別に見てみると、女性で「賛成」という人は87.7%、男性で77.3%だった。
「賛成」と答えた人に、その理由を聞いたところ「犯罪防止になる」という意見が目立つ中、「冤罪(えんざい)が防げる」など証拠として利用されることに期待する声も目立った。一方「反対」の理由としては「プライバシーの侵害」や「痴漢行為の証拠を撮影できるか疑問」などの声が多かった。「『賛成』意見の多い電車内への防犯カメラ設置だが、確定し実施された後、実際の利用者からどのような声が出てくるのだろうか。今後の動向が気になるところである」(アイシェア)
公共交通機関に性別ごとの専用車両を「利用したい」という人はどのくらいいるのだろうか。「利用したい」という人は59.8%。男性では49.8%だったが、女性では72.7%にも達した。30代の女性(76.6%)と40代の女性(76.1%)に比べ、20代の女性で「利用したい」人は62.9%とやや少なかった。
インターネットによる調査で、20〜40代の男女522人が回答した。調査期間は2009年12月18日から24日まで。
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