取得したい資格――2010年の1番人気は?
2010年に取得したい資格がある人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の人に聞いたところ、「ある(取得予定がある+取得を迷っている)」と答えた人は30.1%に達した。アイシェア調べ。
あなたは2010年に取得したい資格がありますか? 20〜40代の人に聞いたところ「ある(取得予定がある+取得を迷っている)」と答えた人は30.1%であることが、アイシェアの調査で分かった。約3人に1人は資格取得に意欲を見せたものの、同社が2009年に行った調査と比べると、10.3ポイント下落した。
取得意欲が「ある」人を年代別に見ると、30代(35.2%)が最も多く、2009年の結果(36.4%)とほぼ変化なし。一方、昨年調査で51.1%だった20代では30.7%、40代でも43.2%から25.1%と大幅ダウン。20代と40代の意欲が低下していることが明らかに。
取得したい資格
資格の取得意欲が「ある」という人は、どの資格を取得したいと考えているのだろうか。最も多かったのは「IT・コンピュータ系(シスアドなど)」(53.2%)と回答。男女・年代を問わず圧倒的な人気を示した。次いで「語学・国際系(TOEICなど)」(20.1%)、「会計系(公認会計士など)」(15.8%)と続いた。
年代別に見てみると、20代では「IT・コンピュータ系」(67.4%)と「語学・国際系」(26.1%)の人気が高かった。しかし40代では「工業系」(21.4%)が多かったことから、年代による意識差が垣間見えた。
昨年のランキングと比較すると、「IT・コンピュータ系」「語学・国際系」の人気は変わらないが、昨年上位だった「法律系」や「福祉系」が順位を下げた。この結果について、アイシェアでは「資格の人気は世相を如実に反映しているようだ」としている。
インターネットによる調査で、20〜40代の男女462人が回答した。調査期間は2月16日から2月19日まで。
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