2月28日に閉幕したバンクーバーオリンピック。さまざまな競技が行われたが、どの選手が注目されたのだろうか。
産業能率大学の調査によると、五輪で中継(録画・ダイジェスト放送含む)を見たと回答した比率が最も高かったのは「浅田真央(フィギュアスケート)」選手で87.3%。以下、「安藤美姫(フィギュアスケート)」選手(74.2%)、「高橋大輔(フィギュアスケート)」選手(73.2%)、「織田信成(フィギュアスケート)」選手(65.0%)、「鈴木明子(フィギュアスケート)」選手(62.0%)、「上村愛子(モーグル)」選手(57.3%)、「小塚祟彦(フィギュアスケート)」選手(51.5%)が続いた。フィギュアスケートの男女6選手が上位7位までに入っている。
予想より活躍した選手は誰なのだろうか。五輪前の期待の大きさと五輪後の評価の大きさをポイント差で示すと、最も大きかったのはスピードスケート男子500メートルで銀メダルを獲得した「長島圭一郎」選手で1087ポイント。以下、スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した「小平奈緒」選手(712ポイント)、スピードスケート男子500メートルで銅メダルを獲得した「加藤条治」選手(659ポイント)、カーリングの「目黒萌絵」選手(550ポイント)、スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した「穂積雅子」選手(549ポイント)が続いた。メダリストが上位にランクインする中、カーリングの4選手がベスト10に入った。
最も名前を知られるようになった選手は誰なのだろうか。五輪前の知名度と五輪後の知名度の差を見ると、最も大きかったのはスノーボードの「國母和宏」選手で+50.7%。以下、「長島圭一郎」選手(+33.8%)、「目黒萌絵」選手(+32.8%)、「小平奈緒」選手(+26.4%)、「加藤条治」選手(+25.8%)、カーリングの「本橋麻里」選手(+24.7%)が続いた。8位に入賞しただけでなく、その服装でも話題になった國母選手の知名度が大きく上がったようだ。
インターネットによる調査で、対象は五輪前が20代〜60代までの男女2万人(男性1万人、女性1万人)、五輪後が20代〜60代までの男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は五輪前が1月29日〜2月1日、五輪後が3月2日。
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