新社会人の76.1%は「志望通りの就職ができた」
志望通りの企業に就職できた人はどのくらいいるのだろうか。今年の春に就職する人に聞いたところ、76.1%が「志望通りの就職ができた」と回答した。ソフトバンク・ヒューマンキャピタル調べ。
あなたは志望通りの企業に就職できましたか? 今年の春に就職する人に聞いたところ、全体の76.1%が「志望通りの就職ができた(ある程度を含む)」と回答していることが、ソフトバンク・ヒューマンキャピタルの調査で分かった。2009年度と比較すると、全体で「志望通りの就職ができた」という人は4.4ポイントの減少。特に男性では13.0ポイントも減少した。
仕事に求めていることを聞いたところ、男性では「やりがい」(56.0%)と答えた人が最も多かった。次いで「働きやすい環境」(53.0%)、「給与」(40.5%)という結果に。「働きやすい環境」と「給与」については、2009年度と比べると10ポイント以上も増えた。一方の女性は「働きやすい環境」(63.0%)が最も多く、以下「やりがい」(46.0%)、「自分自身の成長」(36.0%)と続いた。2010年度の新社会人は男女ともに、仕事に「働きやすい環境」を求める人が多いようだ。
就職先に定年まで――59.5%
新社会人は入社を控え、どのような気持ちでいるのだろうか。「楽しみ(どちらかといえばを含む)」と答えた人は51.6%、「不安(どちらかといえばを含む)」は48.6%。男性の半数以上は「楽しみ」(55.0%)と答えたが、逆に女性の半数は「不安」(52.0%)と回答した。
この春就職する会社で「定年まで働きたい」と答えた人は59.5%と、昨年よりも6.8ポイントも低くなった。
インターネットによる調査で、この春就職する予定の21〜25歳の男女400人が回答した。調査期間は3月12日から3月17日まで。
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