新社会人の45.2%「海外で働いてみたい」
社会で要求されるさまざまなビジネススキル。この春から社会に出る人たちに、今後磨きたいスキルを尋ねると、語学が最も多かった。ロゼッタストーン・ジャパン調べ。
もう3月も終盤、4月には新入社員が入ってくるという会社も多いだろう。彼らはどんなビジネススキルが大事だと考えているのだろうか。
ロゼッタストーン・ジャパンの調査によると、2010年4月に就職を予定している人たちに「今後磨きたいビジネススキルは何ですか?」と尋ねたところ、トップは「語学」で51.0%。以下、「対人コミュニケーション能力」(46.2%)、「OA・PC」(35.2%)、「プレゼンテーション能力」(31.8%)、「ファイナンス(会計・簿記など)」(20.2%)が続いた。
同社では「英会話に対する苦手意識と、グローバル化する国際社会における外国語およびコミュニケーション・スキルの必要性を、新社会人が強く意識している表れとみられる」とコメントしている。
語学が一番人気のようだが、どの言語を学ぼうとする人が多いのだろうか。「今後、最も身に付けたい言語」を聞くと、「英語」が92.2%と断トツ。「2番目に身に付けたい言語」では、「中国語」が42.4%でトップ。以下、「フランス語」(16.4%)、「韓国語」(12.6%)、「ドイツ語」(10.0%)が続いた。
「将来的に海外で働いてみたいと思いますか?」と尋ねると、「そう思う(とても思う+やや思う)」は45.2%。「そう思う」と答えた人に働きたい国を聞くと、トップは「米国」で46.0%。以下、「英国」(10.2%)、「ドイツ」(7.1%)、「中国」(6.2%)、「フランス」(5.3%)、「オーストラリア」(4.0%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は2010年4月に就職を予定している日本国内在住の20歳以上の男女500人(男性250人、女性250人)。調査期間は2月26日と27日。
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