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2070枚のポロシャツで描いたゴッホの自画像
オンワード樫山は、印象派絵画と同じ色を服に用いる「オンワード・カラーミュージアム・キャンペーン」を開始。シャツを使った「モザイクアート」も登場した。
オンワード樫山の「オンワード・カラーミュージアム・キャンペーン」が5月12日から始まる。これは、ゴッホやルノアールといった印象派画家が生み出した色彩を用いた服を14ブランドで展開するもの。
キャンペーンに先立ち、メンズブランド「JOSEPH ABBOUD(ジョセフ・アブード)」のポロシャツ2070枚、24色を使い、ゴッホの自画像を丸ビル1階に描いた。このモザイクアートは5月16日まで展示する。使用したポロシャツは直営オンラインショップ「オンワード・クローゼット」で販売する。
印象派の美しい色使いを身にまとう
オンワード・カラーミュージアム・キャンペーンでは、印象派絵画14点から111色を忠実に再現。ポロシャツのほか、ワンピースやブラウス、シューズなどさまざまなファッションアイテムを印象派カラーで展開。
クリエイティブディレクターに、仏ブルーブレッツェルのCEOを務めるジャン・ガブリエル・コース氏を採用。コンセプトは、「既存のカラーパレットから使う色を選ぶのではなく、人々が実際に感動した色を抽出して、そこから得られる“感情”をプロダクトに反映する」というものだ。
また、同氏は印象派絵画をモチーフにした理由を、「浮世絵の影響を受けた印象派絵画は、日本人をも魅了してやまない。印象派画家が130年前に起こした色使いの大革命によって生まれた色彩は、いまでも色あせることない」と語る。
ブランド名 | 画家 | 作品名 | 使用カラー数 |
---|---|---|---|
23区 | ゴッホ | ひまわり | 9色 |
組曲 | ルノワール | ムーラン・ドゥ・ギャレの舞踏場 | 14色 |
iCB | ゴーギャン | タ・マテテ | 8色 |
自由区 | ドガ | エトワール | 5色 |
J PRESS | ルノワール | 舟遊びの昼食 | 14色 |
プライドグライド | ルノワール | ピアノを弾く娘たち | 7色 |
フェアステ | モネ | ひなげし | 12色 |
ジェーンモア | モネ | 庭園のアーティスト | 2色 |
アエル | ゴッホ | セントポール病院の庭 | 7色 |
ジョセフ | ゴッホ | 星降る夜、アルル | 6色 |
五大陸 | ゴッホ | オーベールの教会 | 9色 |
ジョセフ・アブード | ゴッホ | 自画像 | 6色 |
DAKS | モネ | ロンドンの国会議事堂 | 6色 |
23区スポーツ | カイユボット | イエール川のカヌー遊び | 6色 |
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