ミラノサローネ2010、色の魔術師パオラ・レンティ（2/3 ページ）

今年はターコイズのようなブルー、フューシャピンク、ライムグリーンといった組み合わせをベースに、白やグレーをコーディネイト。グラフィカルで、印象的なパオラの世界が繰り広げられた。

[本間美紀，エキサイトイズム]

　なかなかみることのできない、パオラのマテリアルパレット。色、素材感などが一堂にみられる。こちらは暖色系。

　寒色系もシックで、冷たさを感じさせない。パオラの選ぶ色は独自の世界を築いており、流行に左右されない個性的な組み合わせだ。

　明るい華やかな色も、大人の女性をイメージさせる。

　小家具や小物もある。「Heron」は座の大きさや高さが変わるスツールで、座るもよし、オットマンにするもよし、サイドテーブルにもできる。

　アフリカの民芸品をヒントにデザインされ、ロープを手編みした小物入れ「Himba」。