新入社員に聞く、クルマに対するイメージは?
あなたはクルマに対し、どのようなイメージを持っていますか? 2010年度の新入社員に聞いたところ「行動範囲が広がる」や「プライベートな空間」といったプラスイメージを持つ人が多かった一方、マイナスイメージも少なくなかった。共立総合研究所調べ。
「若者のクルマ離れ」という言葉をよく耳にするが、2010年度の新入社員はクルマに対し、どのような考え方を持っているのだろうか。クルマを使用する目的を聞いたところ「通勤」(74.7%)と回答した人が最も多く、次いで「買い物・用足し」(69.2%)、「友人・知人とのレジャー」(61.7%)であることが、共立総合研究所の調査で分かった。男女別でみても、主な目的はいずれも「通勤」「買い物・用足し」「友人・知人とのレジャー」が中心。「若者にとってクルマは日常生活を送る上で欠かせない存在であり、また人付き合いを円滑にし、レジャーなどに対する満足度を高めるための『ツール』としての位置付けが大きいようだ」(共立総合研究所)
クルマに対するイメージを聞いたところ「行動範囲が広がる」(99.1%)、「プライベートな空間」(81.4%)、「運転自体が楽しい」(78.3%)というプラスイメージを持っている人が多かった。その一方、「購入・維持コストの負担」(80.8%)、「地球環境への負担」(66.0%)というマイナスイメージを持っている人も目立った。また70.7%は、クルマを「社会的地位の象徴」とはとらえておらず、若者にとってクルマはもはや憧れの存在ではないようだ。
エコカーへの関心
クルマの購入にあたり、支払ってもよいと思う費用はいくらくらいだろうか。全体では「101万円〜150万円」(35.3%)と回答している人が最も多かった。クルマの所有状況別で見てみると、所有していない人の73.2%は150万円以下と答えているのに対し、所有している人は同38.9%にとどまった。クルマを所有しているか、所有していないかでクルマの購入費用に対して大きな意識の違いがあることが分かった。
またハイブリッドカーや電気自動車など、いわゆる“エコカー”に関心があるという人は62.5%。実際にエコカーに乗ってみたい人は47.8%だった。
岐阜、愛知、三重、滋賀県にある企業の新入社員999人が回答した。調査期間は3月18日から4月8日まで。
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