「いつかはクラウン」はもう古い? クルマに対する考え方
あなたにとってクルマはどのようなものですか? 20歳以上の男女に聞いたところ「便利な移動手段」と「旅行やスポーツなど、趣味をサポートしてくれる道具」と答えた人が多かった。デロイト トーマツコンサルティング調べ。
あなたにとってクルマはどのようなものですか? 20歳以上の男女に聞いたところ「便利な移動手段」(93%)と「旅行やスポーツなど、趣味をサポートしてくれる道具」(77%)と答えた人が多いことが、デロイト トーマツコンサルティングの調査で分かった。
ただ、かつて(10年ほど前)はどのようなものでしたか、と聞いたところ「本格的なドライブやドレスアップなどを楽しむ趣味」(40%)、「経済力を示すステータスシンボル、憧れ」(33%)、「自分のセンスや趣味などを表現する自己表現手段」(28%)と答えた人が目立った。「『いつかはクラウン』のような意味合いは徐々に薄れてきており、自動車は単なる移動手段、道具としての意味合いが強くなりつつある」(デロイトトーマツコンサルティング)と分析した。
EVの購入をためらう要因
各自動車メーカーから電気自動車(EV)が発売または発売されてようとしているが、EVの購入をためらう要因は何だろうか。EVの購入を検討しないという人に聞いたところ、「高価であること」(83%)と答えた人が最も多かった。このほか「走行距離が限られていること」(76%)、「充電が難しそうであること」(39%)、「従来の自動車と同等の性能がないこと」(37%)と続いた。
またEVを購入するか否かを決定する際、何を考慮しますかと聞いたところ「車両価格」(74%)と答えた人がトップ。以下「充電のしやすさ」(69%)、「充電費用」(68%)、「燃料費」(50%)という結果に。
インターネットによる調査で、20〜69歳の男女2075人が回答した。調査期間は3月13日から3月15日まで。
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