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将来のストーリーを描く――スター社員の仕事術(2/2 ページ)

仕事をする際に重要なのは「ストーリーを描くことだ」という筆者。ストーリーを描いて仕事をする上では「スケジュールを立てる」「段取る力」「失敗を想定すること」の3つが大切と主張、それらを確実に実行するための施策や心得を解説する。

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段取る力

 2つ目に大事なことは「段取る力」です。段取りが取れている状態の定義は、「突発事項や、追加の仕事の読みも立てた上で、スケジュールに基づいてすぐに着手できるレベルまで具体的な作業内容を明確に決められている状態」です。

1.5分トライアルの勧め

 細分化された「課題のつまみ食い」をしてみることをお勧めします。私はこれを「5分トライアル」と呼んでいます。

 順番に課題に取り組むのが一般的ですが、「5分トライアル」は、すべての課題を5分間だけ考えてみる、すべての作業について5分間だけチャレンジしてみる、というものです。時間を再見積もりすることになりますし、事前にどれかの作業が他の人の力を借りなくてはならないと分かれば、段取りを変えることができます。

2.外の人の力を借りる3つの心得

 段取りの中で、他の人の力、特に社外の専門家の力を借りなくてはならないような場合は、次のような注意が必要です。

 「外のことが先で、自分のことは後」(→1人で進められる課題は後にすることが原則)、「依頼の内容を明確にする」(何を、いつまでに、どのように)、「心の準備をしてもらう」(→予定を入れたら、すぐに概要を伝えましょう。先方は心の準備ができます)。

失敗を想定する

 仕事のできる人は「このプロジェクトは失敗することもある」という前提で、リスクを前提にした段取りを考えます。すべてを疑ってかかる心配性の人の方が、仕事ができる人になります。(今野誠一)

 →今野誠一氏のバックナンバー

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