夏のボーナスの使い道は「預貯金」、その理由は?
夏のボーナスをどのように使う人が多いのだろうか。住信SBIネット銀行の調査によると「預貯金」と答えた人が最も多かった。その理由は……。
あなたは夏のボーナスが支給されれば、何に使いますか? 住信SBIネット銀行の調査によると「預貯金」(69%)と答えた人が最も多く、次いで「旅行レジャー」(34%)、「物品購入」(31%)、「資産運用」(21%)、「クレジットカードの支払い」(16%)であることが分かった。昨年の調査結果と比較すると、「預貯金」は68%から69%に、「資産運用」は16%から21%にそれぞれ増加。一方「旅行レジャー」(36%→34%)や「物品購入」(33%→31%)といった消費の割合が減少した。この結果について、住信SBIネット銀行は「消費を手控え、そのぶん『預貯金』や『資産運用』に資金が流れたのではないか」と見ている。
「預貯金」と答えた人に、その理由を聞いたところ「老後の備え」(44%)と答えた人がトップ。このほか「不測の事態への備え」(39%)、「とりあえず預貯金」(27%)、「子どもの教育費」(21%)、「物品購入資金」(20%)と続いた。
資産運用の内訳
夏のボーナスの使い道として「資産運用」と答えた人は、どのような運用を考えているのだろうか。最も多かったのは「株式」(60%)、以下「投資信託」(46%)、「外貨預金」(25%)、「FX」(21%)、「債券」(18%)と続いた。1年前の運用先を比較してみると、「株式」(68%→60%)と「投資信託」(49%→46%)が依然として高い水準を保っているものの、その割合は減少。一方で「外貨預金」(21%→25%)と「債券」(12%→18%)を選んだ人の割合がそれぞれ増加した。
資産運用の内訳を年代別で見てみると、50代では「外貨預金」と答えた人が目立ち、若い年代ほど「FX」を選択する割合が高かった。
インターネットによる調査で、20〜50代の男女1861人が回答した。調査期間は6月14日から6月17日まで。
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