東京都は7月5日、都内の労働組合を対象に春季賃上げ要求・妥結状況をまとめ、その結果を発表した。平均妥結額は5411円で、これは平均賃金(31万円1522円・37.8歳)の1.74%に相当。前年の最終結果(5524円・1.75%)と比較すると、金額で113円、率で0.01ポイント下回った。
業種別で見てみると、妥結金額が高いのは「建設業」の7937円、次いで「金融・保険業」の6865円、「機械器具製造業」の6675円だった。一方、低いのは「学術研究、専門・技術サービス業」の1895円、「教育、学習支援」の2780円、「道路貨物運送」の3328円という結果に。
調査対象1000組合のうち、妥集計可能な487組合の結果をまとめた。調査期間は3月18日から7月1日まで。
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