年収500万円台と2000万円以上の人、スキマ時間の使い方に違い
年収の差によって、仕事をする際の優先順位に違いはあるのだろうか? C-NEWS編集部とプレジデントの調査によると、年収500万円台の人は「仕事は家に持ち帰らない」が半数を超え、2000万円以上は「仕事を家に持ち帰る」傾向があるようだ。
年収500万円台と2000万円以上の人で、目標の立て方や時間の使い方に違いはあるのだろうか。目標の立て方について7項目聞いたところ、すべての項目で2000万円以上の人が高かった。中でも「長期目標を立てている」(年収500万円台30%、2000万円以上48%)、「目標は長期目標と短期目標の両方を組み合わせて立てるようにしている」(同32%、同51%)、「目標を具体的な行動計画にまで落とし込んでいる」(同22%、同37%)の3項目については、年収500万円台と2000万円以上の人で、15ポイント以上の差があることが、C-NEWS編集部とプレジデントの調査で分かった。
スキマ時間にどのようなことをしているのかと聞いたところ、2000万円以上の35%は「勉強や教養の時間に当てるよう、本などを持ち歩いている」に対し、500万円台では19%にとどまった。また「メールチェックなど仕事関連に使っている」(同33%、同43%)でも10ポイントの差が開いた。一方、年収500万円台の人の割合が高かったのは「娯楽、息抜きに使う」(同45%、同41%)のみだった。
インターネットによる調査で、30歳〜59歳の会社員、経営者、専門職1000人が回答した。調査期間は1月10日から1月12日まで。
時間に対する考え方で差が開いたのは?
年収500万円台と2000万円以上の人で、仕事をする際の優先順位に違いはあるのだろうか。「仕事は家に持ち帰らず、残業してでも会社で終わらせようとしている」(同53%、同42%)は年収500万円台の方が多く、「残業するより、あえて家に仕事を持ち帰ることが多い」(同9%、同16%)は2000万円以上の方が上回った。また「疲れを残さないために、積極的に行っているリラクセーションがある」では、2000万円以上が37%、500万円台の25%よりも12ポイント多かった。
時間に対する考え方で差が開いたのは「1週間のうちで、その曜日にやると決めていることがある」(同28%、同38%)、「1週間の168時間を何にどのくらい使っているか、おおよそ把握している」(同19%、同29%)、いずれも年収2000万円以上が500万円台を10ポイント上回った。逆に年収500万円台の方が多かったのは「ついダラダラしたり、目的なく時間を過ごすことがある」(同46%、同40%)という結果となった。
関連記事
- 冬のボーナス、たくさんもらった業種は?
冬のボーナスに満足している人はどのくらいいるのだろうか? ネットマイルの調査によると、「満足している」という人は23.5%、「不満足である」は51.6%と半数を超えた。 - このまま株安と円高が続けば……年収はどれだけダウンするのか?
金融危機などの影響で株安と円高が続いているが、ビジネスパーソンの年収はどれくらい減少するのだろうか。株安や円高で大変な思いをするのは、株取引やFXをやっている人だけとはかぎらないようだ。 - 冬のボーナス手取り「20万円未満」、20代と30代が“逆転”
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.