10人に1人は空き巣にあったことがある――現代防犯事情
住居選びで間取りや立地などと並んで重視されるのが防犯。自宅の防犯ではどんなことに気を遣っている人が多いのだろうか。アットホーム調べ。
住居選びで間取りや立地などと並んで重視されるのが防犯。自宅の防犯にはどんなことが大切なのだろうか。
アットホームの調査によると、「あなたは自宅に対しての防犯意識が高いと思いますか?」と尋ねたところ、「はい」は24.5%、「どちらでもない」は45.8%、「いいえ」は29.7%と、ほとんどの人は防犯意識がそれほど高くないことが分かった。また、「実際に空き巣被害にあったことはありますか」と聞くと、「はい」は11.5%いた。
「防犯対策として実際にしていることは何ですか?」と聞くと、トップは「戸締りをしっかりする」で85.0%。以下、「訪問者の確認をする」が72.7%、「住宅を選ぶ時、治安の良い立地を選ぶ」が46.5%、「近所付き合いをする」が39.5%、「カメラ付きインターホンがある」が27.2%、「防犯カメラが設置されている住まいを選ぶ」が21.0%で続いた。
男女別に見ると、「戸締りをしっかりする」の割合は女性(82.7%)より男性(88.0%)の方が高く、「訪問者の確認をする」の割合は男性(67.8%)より女性(76.3%)の方が高かった。
どんな対策が効果的だと考えているのだろうか。「防犯対策として最も効果が高いと思うものは何ですか?」と聞くと、トップは「戸締りをしっかりする」で29.8%。以下、「ホームセキュリティサービスに加入する」が19.3%、「防犯カメラが設置されている」が7.7%、「窓が防犯ガラスになっている」が7.3%、「警察官立ち寄り所になっている」が6.5%で続いた。
2位に入ったホームセキュリティサービスだが、「ホームセキュリティサービスに払ってもいいと思う金額(0円と回答した人を除く)」を尋ねると、平均は3909円。住居別に見ると、一戸建て(持家)が平均5131円と、分譲マンション(同3787円)や賃貸マンション(同3232円)、賃貸アパート(同3441円)を大きく上回った。
携帯電話による調査で、対象は1都3県在住の既婚男女600人(男性258人、女性342人)。調査期間は6月15日から18日。
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