現役ヘッドハンターに聞く、求人数が増えている業界は?
転職市場の現状は昨年と比較して、どのように変化しているのだろうか。ヘッドハンターに聞いたところ、83%が「良くなってきている」と回答した。ビズリーチ調べ。
転職市場の現状は昨年と比較して、どのように変化しているのだろうか。現役ヘッドハンターに聞いたところ、83%が「良くなってきている」と回答し、65%が「2010年下半期の転職市場は上半期と比較して良くなる」と予測していることが、ビズリーチの調査で分かった。
「2010年下半期の転職市場は上半期と比較して良くなる」と答えた人に、その理由を聞いたところ「スタッフ、アシスタントレベルの求人が復活してきている。業績の回復している企業では、その上のポジションも出始める可能性がある」、「昨年受けた案件はほとんどが既存ポジションのリプレイスメントだったが、今年はクライアント企業がポジションを増やし、採用に積極的。加えて、昨年シニアマネジメント層の入れ替えを行った企業は、新マネージャーの下、新たにチーム形成をしているため」、「外需主導に経営戦略を完全に切り替えた日系企業の海外事業展開の推進案件が増加。即戦力となる中途採用のニーズが高くなると思われる」といった声があった。
求人数が増えている業界
昨年と比べ、求人数が増えている業界はどこだろうか。この質問に対し、最も多かったのは「医療・ヘルスケア・化学」と「ソフトウェア・インターネット」(いずれも39%)だった。このほか「コンサルティング」(29%)、「メーカー(電気・電子・半導体)」(24%)、「メーカー(機械・自動車)」「サービス」(いずれも21%)と続いた。
また、今後成長が期待できそうな企業を聞いたところ「楽天」と答えた人がトップ。このほか「グリー」「アクセンチュア」「Apple」「Google」という結果に。
求人サイト「ビズリーチ」に登録しているヘッドハンター298人が回答した。調査期間は6月14日から6月30日まで。
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