検索
ニュース

デザインマイアミ/バーゼル2010詳細レポート(5/5 ページ)

2010年で5年目を迎えたデザインマイアミ/バーゼル。スイスのバーゼルで6月15日〜19日に開催され、会期中の入場者は1万6000人を超えた。ギャラリー各国から集まるこのフェアは、未知のデザインであふれ、さまざまなカルチャーがミックスしていた。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
エキサイトイズム
前のページへ |       

 デザインマイアミ/バーゼルは例年、注目すべき若手デザイナーを「デザイナーズ・オブ・ザ・フューチャー」として4組選び、会場内でインスタレーションを発表している。Zigelbaum + Coelhoの「Six-Forty by Four-Eighty」は、壁面の発光するピースを自由に動かせて、タッチするだけで色を変えることができる。

エキサイトイズム
エキサイトイズム

 さまざまなデザイン関係者が登場するデザインマイアミ/バーゼルのトークショー。今年は、建築家のザハ・ハディドや、IDEOの創業者でクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館のディレクターに就任したビル・モグリッジらが参加した。

エキサイトイズム

 会場内のカフェやレストランの家具は、すべてヴィトラが協力。有名なデザインミュージアムやヴィトラハウスがあるヴィトラ・キャンパスは、バーゼルの近郊にある。

エキサイトイズム

 ベルリンのブックストア、Do you read me?! がデザインマイアミに初出展。デザインや建築をはじめ、多様なカルチャーにまつわる雑誌や書籍を幅広く扱っており、フェアの趣旨とリンクする部分が大きい。

エキサイトイズム

 デザインマイアミ/バーゼルで各ギャラリーが販売するものの多くは、機能、表現、価格などあらゆる点で、通常の量産品のような制約がない。だからデザインとアートシーンとの接近を象徴する場として、デザインマイアミを捉えることも可能だ。実際、パリのギャラリーPatrick Seguinが会期中に140万ユーロを売り上げたように、ここでは家具がアート作品のように流通している。

 5年前に比べると、デザインマイアミのスタイルは確立され、市場も大きくなった。また並行して、新たなデザイナーの発掘、アンティーク家具を扱うギャラリーの参加、ファッションやハイテクノロジーなどとの融合など、未知の領域を開拓する姿勢も明確にしている。デザインを軸とした数々の自由な試みの中に、新しい価値観を作り出す鍵が潜んでいるように思える。

前のページへ |       

Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.

ページトップに戻る