就職活動を漢字一文字で表すと? 1位は2年連続で「苦」
あなたの就職活動を漢字一文字で表すと? 2011年卒業予定の学生に聞いたところ、2年連続で「苦」がトップ。次いで「楽」「迷」と続いた。毎日コミュニケーションズ調べ。
あなたの就職活動を漢字一文字で表すと? 2011年卒業予定の学生に聞いたところ、2年連続で「苦」(6.8%)がトップであることが、毎日コミュニケーションズの調査で分かった。また昨年3位から2位に浮上したのは「楽」(4.4%)。就職活動が「楽(らく)だった」のではなく、「楽しかった」と回答している学生が目立った。「夏のインターンシップへの参加や幅広い就職活動を通して、多くの企業や人に出会い、自分を大きく成長させることができたことを楽しいと感じたようだ」(毎日コミュニケーションズ)
また過去に一度もトップ10に入っていなかった「進」(2.6%)が4位に。学生からは「やれるだけのことをやって進むしかなかった」「失敗してもそれを次につなげ、進み続けた」という意見があった。さらに、昨年6位だった「動」(2.6%)も4位になり、「とにかくいろいろな場所へ足を運んだから」「多くの会社を回り、自分に合った企業を見つけることが重要だと感じたから」など、積極的な活動を行った学生たちの姿がうかがえた。
社会人になるまでにやっておきたいこと
社会人になるまでにやっておきたいことは何だろうか。この質問に対し、「海外旅行」(60.3%)と答えた人がトップ。次いで「国内旅行」(57.6%)、「学業・ゼミ」(55.7%)、「アルバイト」(37.9%)と続いた。一方、入社予定企業との関係を深めたいと考えている学生も多く、72.2%が入社前までに内定者フォローを受けたいと回答した。その理由を聞いたところ「内々定者同士の人間関係を深めたい」(83.5%)と答えた人が最も多かった。このほか「先輩社員や人事担当者との人間関係を深めたい」(68.0%)、「入社予定先の職場の雰囲気を知りたい」(63.1%)という結果に。
就職活動で使った金額の合計を聞いたところ、全体の平均は18万2000円。内訳を見てみると、「交通費・宿泊費」(10万6000円)が占める割合が高かった。居住地別で見ると、関東エリアに住む学生の平均は7万1000円だったが、その他のエリアでは同17万2000円。また、その他のエリアの学生が就職活動で使った合計金額は平均で24万9000円となり、全体平均の18万2000円より6万7000円高い。「地方学生の就職活動は都市部の学生に比べ、経済的にいかに負担が大きいかが分かった」(毎日コミュニケーションズ)
インターネットによる調査で、2011年卒業予定の大学生(大学院生を含む)1099人が回答した。調査期間は7月28日から8月1日まで。
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