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銀行員の年収はいくら? 最も高いのは「新生銀行」
銀行員はどのくらいの給与をもらっているのだろうか。東京商工リサーチの調査によると、銀行109行の2010年3月末の平均年収は、前年同期比3.8%減少していることが分かった。
銀行員といえば「年収が高い」といったイメージがあるが、実際はどのくらいもらっているのだろうか。銀行109行の2010年3月末の平均年収は603万9000円(前年同期比3.8%減)であることが、東京商工リサーチの調査で分かった。前年実績を上回ったのは地方銀行4行、第二地銀7行の計11行のみで、大手8行はすべて前年を下回った。全体平均は2007年3月末の645万7000円をピークに、3年連続で前年を下回った。
業態別の平均年収(2010年3月末)は、大手行が739万5000円(前年同期比7.0%減)、地方銀行が628万2000円(同3.8%減)、第二地銀が539万7000円(同3.1%減)。大手行と第二地銀の格差は199万8000円。2009年3月末には238万円に開いたが、2010年3月末は2006年3月末(169万3000円)以来、4年ぶりに200万円を切った。
年収が最も高いのは「新生銀行」
年収が最も高かったのは、現在公的資金の注入を受けている「新生銀行」で849万円。次いで「みずほコーポレート銀行」の831万円、「あおぞら銀行」の801万円。地方銀行で最も高かったのは「静岡銀行」で792万円だった。
年収の上位5行のうち大手行が4行を占め、うち3行は800万円を超えた。上位30行で見てみると、大手行6行、地方銀行22行、第二地銀2行だったが、地域別では大手行が多い東京都が7行で最も多かった。
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