ファミコン世代に聞く、ゲームが役に立ったこと(2/2 ページ)
かつては主に子どもが遊んでいたゲーム。最近では電車などでゲームを遊ぶ大人の姿を見る機会も増えているが、ゲームを爆発的に広めたファミリーコンピュータで遊んだ世代は今、ゲームとどのように関わっているのだろうか。東京工芸大学調べ。
久しぶりに遊んでみたいファミコンゲームは
しばしば、「ゲームは時間のムダだ」とも言われることもあるが、役に立つことはあるのだろうか。「これまでにゲームをやっていて、役に立ったことはありますか?」と聞くと、最も多かったのは「ゲームの話題で友人が増えた」で31.5%。以下、「反射神経が鍛えられた」が27.4%、「集中して物事を行えるようになった」が17.7%、「歴史に詳しくなった」が15.0%、「物事を戦略的に考えるようになった」が13.8%で続いた。
ちなみに「役に立ったゲームのタイトル」を聞くと、1位「ドラゴンクエストシリーズ」、2位「マリオシリーズ」、3位「テトリス」、4位「桃太郎電鉄シリーズ」、5位「脳を鍛える大人のDSトレーニング」だった。
近年、昔のゲームがリメイクされることも増えている。「かつて遊んだゲームで、久しぶりに遊んでみたいファミコンゲームは何ですか?」と聞くと、トップは「スーパーマリオブラザーズ」で50.3%。以下、「テトリス」が43.3%、「ドンキーコング」が36.6%、「ドラゴンクエスト」が34.1%、「マリオブラザーズ」が32.8%で続いた。
男女別に見ると、男性のトップは「スーパーマリオブラザーズ」だったが、女性のトップは「テトリス」と好みが分かれた。
インターネットによる調査で、対象は35〜44歳で小学生から高校生のころにファミリーコンピュータで遊んだことのある男女1000人(男性500人、女性500人)。
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