15〜34歳の労働者は、給与をいくらもらっているのか
15〜34歳の若年労働者は、給与をどのくらいもらっているのだろうか。厚生労働省の調査によると「15万円〜20万円未満」と答えた人が最も多かった。
15〜34歳の若年労働者は、給与をどのくらいもらっているのだろうか。厚生労働省の調査によると「15万円〜20万円未満」(24.3%)と答えた人が最も多く、次いで「20万円〜25万円未満」(23.5%)、「10万円〜15万円未満」(14.7%)であることが分かった。ちなみに「35万円以上」という人は4.2%、「5万円未満」は4.4%。
就業形態別に見てみると、正社員は「20万円〜25万円未満」(31.9%)、正社員以外は「10万円〜15万円未満」(27.2%)が最も多かった。
また現在の会社で定年前に転職したいと思っている正社員は24.9%、思っていない人は28.3%。転職したいと思っている人を給与別で見てみると、「15万円未満」(32.7%)が最も多く、次いで「15万円〜25万円未満」(26.9%)、「25万円以上」(19.2%)と続いた。給与が少ないほど「転職したい」と考えている人が多いようだ。
定年前に転職したいと思っている正社員
現在の会社で定年前に転職したいと思っている正社員に、その理由を聞いたところ「賃金の条件がよい会社にかわりたい」(46.7%)と答えた人がトップ。以下「仕事が自分に合った会社にかわりたい」(38.4%)、「労働時間・休日・休暇の条件がよい会社にかわりたい」(37.1%)という結果に。
また転職したことがある人に、初めて就職した会社を辞めた理由を尋ねると「仕事が自分に合わない」(24.5%)、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」(23.8%)、「賃金の条件がよくなかった」(20.9%)と答えた人が多かった。これを男女別に見てみると、男性は「仕事が自分に合わない」(28.5%)、「賃金の条件がよくなかった」(26.2%)、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」(26.0%)、女性は「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」(21.7%)、「仕事が自分に合わない」(21.0%)、「人間関係がよくなかった」(20.2%)を挙げた人が目立った。
郵送による調査で、15〜34歳の労働者1万5124人が回答した。調査期間は2009年10月1日から10月15日まで。
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