7割の高校生は、進学にあたって「親のお金を気にする」
進学にあたり、親の経済状況を考慮する高校生はどのくらいいるのだろうか。この質問に対し、「考慮する」と答えた人は71.5%に達した。mediba調べ。
あなたは進学にあたって、両親の学歴を考慮しますか? 進学を希望する高校生に聞いたところ「両親よりも学歴が高い学校に行きたい」と答えた人は27.0%に達していることが、medibaの調査で分かった。男女別で見てみると、女性(19.9%)よりも男性(36.2%)の方が16.3ポイント高かった。
また進学先を選ぶ際に、親の経済状況を考慮する人はどのくらいいるのだろうか。「考慮する」(71.5%)と答えたのは7割を超えるという結果に。男女別に見ると、男性(67.6%)よりも、女性(74.5%)の方が親の経済状況を考えている人が多かった。
志望校を決定した理由
志望校が決定している人に、決定理由を聞いたところ「職業に役立つ技術・情報を得たい」(65.7%)と答えた人が最も多かった。次いで「専門的な知識を身につけたいから」(55.8%)、「興味のある分野の研究に取り組みたいから」(55.2%)、「学歴があったほうが将来的に有利だから」(45.3%)と続いた。男女別で見てみると、男性は「興味のある分野の研究に取り組みたい」が女性のよりも多く、一方の女性は「職業に役立つ技術・資格を得たい」、「人間性を豊かにしたい」と答えた人が目立った。
ちなみに「周囲が勧めるから」(7.4%)、「親の出身大学だから」(2.2%)、「友人が志望しているから」(0.5%)といった外的要因による理由は10%未満にとどまるなど、「個人の意思で志望校を決定している傾向がうかがえた」(mediba)としている。
インターネットによる調査で、全国の高校生660人が回答した。調査期間は7月20日から7月28日まで。
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