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“攻め”の報・連・相について考える――スター社員の仕事術(3/3 ページ)

仕事をする上で協力者との関係を上手に保つ方法は、報・連・相をポイントを押さえて行うこと。筆者は周囲と上手に仕事を進めていくための報・連・相のポイントを紹介する。

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3.進ちょく情報を共有する

 これは「報・連・相」の中でも連絡の領域だと思いますが、分担された仕事がお互いにどこまで進んでいるかという情報共有がプロジェクトを進めていく上ではとりわけ重要です。

 プロジェクト運営や、仕事を進めていく上で最も重要なことは「スケジュール管理」です。質ももちろん重要なのですが、最も影響が大きく問題が派生してしまうことは「スケジュールの遅れ」ということなのです。従って、プロジェクト運営や仕事をしていく上で最も大切なことは「進ちょくの見える化」ということです。

 「報・連・相」の中でも、「仕事の進ちょくが今どうなっているか?」ということは、必須事項です。何がなくても自分の分担された業務についての進ちょく状況だけは共有を怠ってはなりません。

  • ほかの仕事との連携上、どこかの分担の遅れは全体の遅れにつながる
  • 進ちょくが見える化していないと、補い合って間に合わせるというような体制がとれない
  • 納期ぎりぎりに遅れが分かっても取り返しがつかず、プロジェクトの大きな失敗要因になってしまう

 「仕事ができる人になるためには『協力者を増やす』ということが大事だ」という文脈で「報・連・相」を取り上げているわけです。仕事の主役を自分に持ってきて、義務感ではなく、「周囲の力を借りたり、協力を取り付けて上手に目的を達成するために」というパラダイム転換をすることが、「報・連・相」が上手になるポイントです。(今野誠一)

 →今野誠一氏のバックナンバー

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